収差と口径食とは? わかりやすく解説

収差と口径食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 01:02 UTC 版)

ピンホールカメラ」の記事における「収差と口径食」の解説

レンズ使用しないため、パンフォーカス描写レンズ特性由来する収差が無いことはピンホールカメラ大きな魅力のひとつである。むろん絶対的に理想的なわけではなくピンホール径由来する甘い像となることは不可避であるし、前述のように回折による限界もある。また、長い露光時間のために、静止した被写体なければ被写体ブレ」もある。 収差が無いという特性のため、かなりの広角まで型などの歪曲なしに撮影できることも魅力だが、原理的にコサイン4乗則による周辺光量低下理論通り発生するので限度がある。さらに、ピンホール周辺厚みがあると、そのために一種口径食のようにしてさらに周辺光量低下する。そのため「ピンホールらしい」超広角撮影を狙う場合は、ピンホールの円の綺麗さだけではなく周辺の厚みについても気を払う必要がある

※この「収差と口径食」の解説は、「ピンホールカメラ」の解説の一部です。
「収差と口径食」を含む「ピンホールカメラ」の記事については、「ピンホールカメラ」の概要を参照ください。

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