参謀第2部とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 参謀第2部の意味・解説 

参謀第2部

(参謀第二部 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 05:30 UTC 版)

参謀第2部(さんぼうだいにぶ、英語: G2, G-2、ジーツー)は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)参謀部(General Staff Section)内の一機構。部長はチャールズ・ウィロビーが務めた[1]

諜報活動検閲を担当し、日本語文書の翻訳、技術情報の収集などを任務とした[1][2]1946年6月から、外国使節とGHQ/SCAPの機関との間および日本政府と占領軍との間の公式の連絡がこれに加わった[1]

GHQ/SCAPの専門部(Special Staff Section)内の一機構民間諜報局(Civil Intelligence Section, CIS)は、1946年5月3日G2に移管され、同年8月29日専門部に戻されたのち、1951年8月9日廃止されG2民間諜報課へ統合された[1]

プレスコードに基づく検閲は、CISやG2管下の民間検閲支隊(Civil Censorship Detachment, CCD)によって実行された[3]

G2部員の情報将校ジャック・キャノンは、在日本アメリカ情報機関の一部隊キャノン機関を率いて対敵スパイ工作の任にあたった[4]

積極的に民主化政策を推し進めた民政局(GS)やその局長コートニー・ホイットニーとしばしば対立した[2][5]

脚注

  1. ^ a b c d GHQ/SCAP Records, Assistant Chief of Staff (G-2)”. 憲政資料室の所蔵資料 日本占領関係資料. 国立国会図書館. 2017年10月8日閲覧。
  2. ^ a b 民政局(GS)”. 日本国憲法の誕生 用語解説. 国立国会図書館. 2017年10月8日閲覧。
  3. ^ プレス・コード ぷれすこーど Press Code”. 日本大百科全書. 小学館. 2017年10月12日閲覧。
  4. ^ キャノン ジャック Canan Jack C.”. 20世紀日本人名事典. 日外アソシエーツ (2004年). 2017年10月12日閲覧。
  5. ^ ホイットニー コートニー Whitney Courtney”. 20世紀日本人名事典. 日外アソシエーツ. 2017年10月12日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「参謀第2部」の関連用語

参謀第2部のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



参謀第2部のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの参謀第2部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS