南河原 (行田市)とは? わかりやすく解説

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南河原 (行田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 06:08 UTC 版)

埼玉県 > 行田市 > 南河原 (行田市)

南河原(みなみかわら)は、埼玉県行田市大字郵便番号は361-0084。

地理

埼玉県の北東部に位置する[1]

歴史

南河原は古くは太田庄忍領に属し、その名は北河原に対するもので、寿永の頃には河原太郎高直が領した[2]

1977年に刊行された『部落』によると、部落問題について全解連の吉野という男性は「南河原村は750戸のうち3分の1が部落である。村長も二代にわたり部落出身、スリッパ全国一の生産地である。村全体がこれによって生計は半分まかなっている」と語っている[3]

経済

産業としては、かつて生産量全国一の地位を築き上げたスリッパ生産[注 1]をはじめ加工、食品製造がある[1]

地域

施設

教育
  • 南河原幼稚園
  • 行田市立南河原小学校
  • 行田市立南河原中学校
宗教
経済
  • 南河原商工会
福祉
人権

出身人物

名所・旧跡

  • 観福寺の石塔婆[1]
  • 馬見塚橋[1]

脚注

注釈

  1. ^ 『埼玉年鑑 昭和58年版 本編』によると、スリッパ作りに従事しているのは農家全戸数の90%、事業所数30余り、下請け関係を含めると約60の工場が稼働し、売上高は60 - 70億円である[4]。『全国工場通覧 昭和45年版』によると、南河原のスリッパ製造業者は佐野、沢田、島村、田中、中戸、永島、橋本、山田、吉野などがいた[5]

出典

  1. ^ a b c d e 南河原とは”. 南河原商工会. 2024年7月6日閲覧。
  2. ^ 『埼玉県地名誌 名義の研究』433頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  3. ^ 『部落 29(8)(356)』4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  4. ^ 『埼玉年鑑 昭和58年版 本編』町村現勢・南河原村290頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月11日閲覧。
  5. ^ 『全国工場通覧 昭和45年版』832頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月7日閲覧。
  6. ^ 『埼玉史談 12(5)』274頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  7. ^ 河原神社”. 行田市 (2022年1月20日). 2024年7月6日閲覧。
  8. ^ 南河原隣保館”. 行田市 (2022年1月20日). 2024年7月6日閲覧。
  9. ^ 『大日本篤農家名鑑 第2冊 明治43年8月』埼玉県298頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  10. ^ 『叙勲名鑑 昭和42年 秋季版』203頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  11. ^ 『帝国信用録 第36版』埼玉県ヨ29頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。
  12. ^ 『人事興信録 第15版 下』ヨ12頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年7月6日閲覧。

参考文献

  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑 第2冊 明治43年8月』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
  • 帝国興信所『帝国信用録 第36版』帝国興信所、1943年。
  • 埼玉郷土会編『埼玉史談 12(5)』埼玉郷土会、1941年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第15版 下』人事興信所、1948年。
  • 『叙勲名鑑 昭和42年 秋季版』叙勲名鑑刊行会、1968年。
  • 通商産業省大臣官房調査統計部編『全国工場通覧 昭和45年版』日刊工業新聞社、1969年。
  • 韮塚一三郎『埼玉県地名誌 名義の研究』北辰図書、1969年。
  • 『部落 29(8)(356)』部落問題研究所出版部、1977年。
  • 『埼玉年鑑 昭和58年版 本編』埼玉新聞社、1982年。



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