十字架を担うキリスト (エル・グレコ、カタルーニャ美術館)
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『十字架を担うキリスト』(じゅうじかをになうキリスト、西: Cristo abrazado a la cruz、英: Christ Carrying the Cross)は、ギリシア・クレタ島出身のマニエリスム期のスペインの巨匠エル・グレコが制作したキャンバス上の油彩画である。画家の「十字架を担うキリスト」を主題とする作品は真作だけでも11-19点にのぼり、この主題がいかに顧客に好まれたかがわかる[1][2]。本作は1590-1595年ごろに制作されたもので[3]、 1577-1587年ごろに制作されたメトロポリタン美術館の『十字架を担うキリスト』[4]の構図を繰り返している。作品は19世紀スペインの風景画家アウレリアーノ・デ・ベルエーテに購入されたが、後にカタルーニャ人の収集家サンティアーゴ・エスポーナ (Santiago Espona) に所有され、1958年にエスポーナからバルセロナのカタルーニャ美術館に遺贈された[3]。
- 1 十字架を担うキリスト (エル・グレコ、カタルーニャ美術館)とは
- 2 十字架を担うキリスト (エル・グレコ、カタルーニャ美術館)の概要
- 3 参考文献
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