北海油田という転機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 04:39 UTC 版)
「スコットランドの歴史」の記事における「北海油田という転機」の解説
1960年に北海油田が採掘され始めたことは、ひとつの転機となった。スコットランド経済復興の追い風となると同時に、イングランドへの対抗意識が再燃する契機ともなった。すなわち、北海油田はスコットランドに近く、スコットランドのものであるはずなのに、その恩恵を被っているのはイングランドであるという言説である。この不満からスコットランド国民党は勢力を伸ばし、連合王国からしだいに距離をとり始めた。時の政権もこれを察し、スコットランド自治を実現する方向へと政策転換がはかられた。しかし一方で「独立は高くつく」といわれたように、政治的自立と経済的自立の間で、スコットランドはしばし逡巡することとなる。
※この「北海油田という転機」の解説は、「スコットランドの歴史」の解説の一部です。
「北海油田という転機」を含む「スコットランドの歴史」の記事については、「スコットランドの歴史」の概要を参照ください。
- 北海油田という転機のページへのリンク