北尾重政_(2代目)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 北尾重政_(2代目)の意味・解説 

北尾重政 (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/09 01:08 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

二代目 北尾 重政(にだいめ きたお しげまさ、寛政5年〈1793年〉‐没年不明)とは、江戸時代中期の浮世絵師

来歴

北尾政美及び喜多川月麿の門人で、さらに歌川豊国にも学んでいる。江戸の人。新乗物町河岸に住んでいた。作画期は文化(1804年1818年)から天保1830年1844年)期で、初名を蕙麿、美丸または美麿といった。まず北尾政美及び喜多川月麿に学び、初め北川氏または喜多川氏を称していたが、ついで小川氏に改め、その後さらに歌川氏となり、最後には北尾氏を称した。大いに人々に知られるには至らなかったが、美人画錦絵を残している。草双紙の挿絵に最も力を注ぎ、力作が多かった。主な作品として、文化5年(1808年)刊行の噺本『恵方土産』(感和亭鬼武作)一冊、文化7年(1810年)刊行の合巻『昔語兵庫之築嶋』(式亭三馬作)六巻、文化12年(1815年)刊行の合巻『草履打所縁色揚』(山東京伝作)六巻1冊、文政6年(1823年)刊行の合巻『二重染曾我雁金』(古今亭三鳥作)六巻、文政10年(1827年)刊行の合巻『恋角力赤縄取組』(こいずもうえにしのとりくみ : 墨川亭雪麿作)一冊、文政11年(1828年)刊行の合巻『東来希代関取』(あずまくだりきたいのせきとり : 山東京山作)四巻などがあげられる。文政10年(1827年)正月、自ら二代目北尾重政を襲名し、花藍、花蘭斎、一遊斎と号す。文化7年正月版行の『昔語兵庫之築嶋』に「北川姓改十八歳小川美丸画」とあるのをもって、その生年を推算できる。

作品

  • 「両国橋花火見物之図」 大錦3枚続
  • 「桜下野馬之図」 美丸画の落款 大錦
  • 『身振いろは芸』2冊 東西庵南北作 文政12年(1829年) 蓬左文庫所蔵

参考文献

  • 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻)-日本浮世絵協会編(1982年、大修館書店)

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「北尾重政_(2代目)」の関連用語

北尾重政_(2代目)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北尾重政_(2代目)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北尾重政 (2代目) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS