化石として見つかる種の数が少ないとは? わかりやすく解説

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化石として見つかる種の数が少ない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 17:02 UTC 版)

P-T境界」の記事における「化石として見つかる種の数が少ない」の解説

アメリカテキサス州ペルム紀海洋地層では底生生物数千種、そのうち巻貝数百種が確認されているが、ユタ州砂岩石灰岩地帯採取される大絶滅後の三畳紀初期地層には底生生物22属、巻き貝化石種類9-10種類しか見つかっていない。また世界各地三畳紀初期地層には二枚貝の「クラライア」や腕足類の「リンギュラ」のみが数百以上かたまって見つかる場合も多い。この2種類通常は低酸素条件下に生息する生物で、当時浅海引き続き酸素状態であった可能性示唆されている。さらに上記スーパーアノキシアP-T境界後も約1000万年間継続していることと整合している。 またクラライアやリンギュラの同一種は、ユタ州北イタリアイラン中国南部日本でも三畳紀初頭化石主体として確認されており、この期間は種の多様性著しく低下していた。クラライアやリンギュラは他の生物出現し始め前期三畳紀終わりにはまれにしか見つからなくなる。

※この「化石として見つかる種の数が少ない」の解説は、「P-T境界」の解説の一部です。
「化石として見つかる種の数が少ない」を含む「P-T境界」の記事については、「P-T境界」の概要を参照ください。

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