勤行の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 14:13 UTC 版)
朝の勤行はまず、本尊に向かって題目三唱する。 初座は東天に向かって題目三唱し、方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。 本尊に向きを変えて第二座に入り、方便品、寿量品(全文)を読誦し引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。第三座、第四座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ(第三座では観念文の途中で二回、第四座では途中で一回題目三唱)題目三唱する。第五座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後唱題し、唱題が終わって題目三唱、回向して題目三唱し、観念文を念じて最後に題目三唱する。 夕の勤行は朝の初座と第四座をとばした形で、まず、本尊に向かって題目三唱する。初座に入り、方便品、寿量品(全文)を読誦し引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。 第二座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ(観念文の途中で二回題目三唱)題目三唱する。 第三座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後唱題し、唱題が終わって題目三唱、回向(回向は翌日の分になる)して題目三唱し、観念文を念じて最後に題目三唱する。 勤行の最中に鈴を打つが、方便品に入るところで7回、寿量品に入るところで3回、唱題に入るところで7回、上記の各引き題目の直後と唱題を終えるところで5回、一番最後の題目三唱の前に3回打つ。なお、回向は鈴を打ちながら行う。また、朝の勤行の初座では鈴を打たない。 座と座の間に唱題を挟んだり、すべての座を終えた後に唱題行や後述の「丑寅勤行」のように追加の座が行われる例もあり、長いと2時間近くかかる場合もある。
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