創薬および臨床開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:58 UTC 版)
ポマリドミドの元化合物であるサリドマイドに血管新生阻害が確認されたのは1994年である。この発見に基づき、サリドマイドをがん治療に用いる臨床試験が開始され、FDAに多発性骨髄腫治療薬として承認された。構造活性研究はその後も続けられ、1995年にアミノサリドマイドに抗腫瘍活性があることが報告された。興味深いことに、この抗腫瘍活性は腫瘍細胞への直接作用と骨髄腫の血管への作用の2つによるものだった。この二重活性によって、ポマリドミドはin vitroでもin vivoでもサリドマイドに勝る有効性を示した。
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