剃刀

隠語大辞典

剃刀

読み方：あたりがね

1. かみそりを云ふ。髯を剃（する）の語を忌みてかくいへる也。多く縁起を祝ふ商売をなす者の間に用ゐらる。
2. 〔花〕かみそりのこと。「剃る」ということをいやがる縁起言葉。

分類 東京、花柳界

剃刀

読み方：かみそり

1. 鮎ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・高知県〕
2. 鮎。〔第六類　器具食物〕
3. 鮎のことをいふ。剃刀によく似て鮎の腹は白く光るからいつたもの。〔僧侶語〕
4. 〔僧〕鮎のこと。僧侶間にて肉食のときの隠語として使ふもので、其形状から来た語。
5. 僧侶間にて、鮎のことをいふ。鮎の腹は剃刀によく似て白く光るからいつたもの。
6. 〔隠〕僧侶間で鮎のこと。鮎の腹は剃刀によく似て白く光るからであらう。
7. 鮎を云ふ。
8. 鮎を云ふ。〔僧侶語〕
9. 僧侶間で鮎のことをいう、鮎の背は黒く腹は白く光つて剃刀によく似ているから。
10. 鮎のこと。剃刀ににているから。
11. 〔僧侶〕鮎のこと。

分類 僧、僧侶、僧侶語、高知県

剃刀

読み方：かみそり

1. 才気多くして果断に富み、事務を執るに頗る敏捷なる人を云ふ。「あの男は実に－だ」。
2. 敏腕なること。善くきれるの意なり。

分類 東京

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