初出箇所の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 10:36 UTC 版)
衛氏朝鮮の滅亡とほぼ同時代史料といえる『史記』の朝鮮伝の中で「真番旁衆国」として書かれたのが初出である。この部分は版本によっては「真番旁辰国」になっている。約200年後の『漢書』ではこの部分を「真番辰国」と書いているが、単なる誤写なのか、『漢書』が新しい情報に基づいて訂正したのかが論争となる。またこれらの諸例から類推して「真番衆国」が原形だったと想像することも論理上は可能である。原形がどうであったかによって解釈も以下のように分かれる。 真番旁衆国 - のちの真番郡に該当する地域に隣接して、諸々の小国が存在する一帯があった 真番旁辰国 - のちの真番郡に該当する地域に隣接して、「辰国」なるものが存在した 真番辰国 - (A)のちの真番郡に該当する地域と「辰国」 真番辰国 - (B)のちの真番郡に該当する地域である「辰国」 真番衆国 - (A)のちの真番郡に該当する地域と諸々の小国 真番衆国 - (B)のちの真番郡に該当する地域である諸々の小国
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