出来事 (クルアーン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 14:14 UTC 版)
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出来事
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啓示 | マッカ啓示 |
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章題の意味 | 第1節に「出来事が起る」の語がある[1] |
啓示時期 | マッカ初期 |
詳細 | |
スーラ | 第56章 |
アーヤ | 全96節 |
ジュズウ | 27番 |
ルクー | 3回 |
前スーラ | 慈悲あまねく御方 |
次スーラ | 鉄 |
سورة الواقعة |
音楽・音声外部リンク | |
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![]() 朗誦者: ファーリス・アッバード |
音楽・音声外部リンク | |
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![]() 朗誦者: ムハンマド・スィッディーク・アル=ミンシャーウィー |
『出来事』(できごと)とは、クルアーンにおける第56番目の章(スーラ)。96の節(アーヤ)から成る[1]。マッカ啓示に分類される。
冒頭の「(起るべき)出来事が起る時」に因んでこの題名が採られている[1]。その「出来事」とは、「不可避のこと[2]」、すなわち審判の日である。
内容
「出来事が起る時」、大地は揺れ、山々は砕け散り、人々は「三つの仲間」に分けられる。「率先する者」には「休息と、おいしい食べ物と、至福の楽園」があり、「右がわの者」は日陰と泉と果物と乙女たちのいる地が用意されているが、「左がわの者」、「嘘つきで、迷う者の仲間」には地獄の業火と煮えたぎる湯と黒煙のもてなしが用意されている(1-56節)。
章の後半は、信じようとしない者たちへの厳しい問いかけが繰り返され(57-95節)、よって主の御名をたたえよ、として締めくくられる(96節)。
アラビア語による『出来事』全文
- アル・クルアーン第56章 『سورة الواقعة(出来事)』
脚注
参考文献
- 井筒俊彦 『イスラーム文化』 岩波書店 1991年
- 藤本勝次・伴康哉・池田修訳『コーランII』中央公論新社 2002年
関連項目
外部リンク
- Al-Waqia at Sacred Texts
- Surat Al-Waqi`ah - The Holy Qur'an - القرآن الكريم at Quran.com
「出来事 (クルアーン)」の例文・使い方・用例・文例
- 私たちはお互いの人生の新たな出来事を語り合いながら一晩中過ごした
- その出来事で歴史の流れが変わった
- 最新の出来事
- その出来事が我々を仲たがいさせた
- 2002年の主な出来事
- 一連の出来事
- ありふれた出来事
- 興味を引く出来事
- 重大な出来事
- 単発の出来事
- 前世紀末で最も大きな出来事は何だったのか
- 彼女はその出来事を心の中で何度も思い返していた
- その出来事の必然的な結果
- 縁起のいい出来事
- 彼女は自分のことばでその出来事について述べた
- 過去の出来事
- それは残念な出来事だった
- その出来事の記念として
- 彼らの憎しみ合いは些細な出来事から始まった
- その出来事についての記事を第一面に載せた
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