冷却材の物性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 22:57 UTC 版)
加圧水は理論的には高速炉の冷却材として利用可能であるが、中性子が吸収・減速されてしまう。炉心における冷却水流量には限界があり、高速炉の高い出力密度を考慮すると水の代わりに溶融金属を利用するのが理に適っている。水の沸点は冷却効率を高めるため加圧した状態であっても金属冷却材に比べてかなり低いからである。 液体金属冷却材冷却材融点沸点ナトリウム 97.72 ℃ 883 ℃ ナトリウムカリウム合金 785 ℃ 水銀 -38.83 ℃ 356.73 ℃ 鉛 327.46 ℃ 1749 ℃ 鉛ビスマス共晶 123.5 ℃ 1670 ℃ 鉛リチウム合金 235℃ 1719℃ スズ 231.9 ℃ 2602 ℃
※この「冷却材の物性」の解説は、「液体金属冷却炉」の解説の一部です。
「冷却材の物性」を含む「液体金属冷却炉」の記事については、「液体金属冷却炉」の概要を参照ください。
- 冷却材の物性のページへのリンク