再始動性
エンジンを運転状態から停止させ、しばらく放置した状態からの始動のしやすさをいう。通常の気温、運転状態からの再始動はとくに問題とならない。しかし夏季および高地地域などにおいて、エンジン高負荷運転後の放置時には、エンジンルームおよび燃料タンク周辺が高温となる。これにより吸気温の上昇、燃料の蒸発、燃料配管内に気泡が生じることで、始動時に過濃混合気となり始動困難が発生する。一方、寒冷下においてはエンジン暖機途中での停止、放置(チョイがけの繰り返し)の場合には燃料の気化、霧化が不十分となり、液状の燃料による始動困難の場合がある(プラグのかぶり濡れ)。いずれの場合も外気温、使用燃料の蒸発性状の影響が大きい。
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