再使用方法の問題と対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 19:14 UTC 版)
「N95マスク」の記事における「再使用方法の問題と対策」の解説
2020年の新型コロナ大流行時に、日本でN95マスクが不足した。このとき、余儀なく1枚を複数回再使用させられた医療従事者は多い。しかし実験で、ウイルス通過率が新品では1%であったところアルコール消毒後は35%も通過するほど劣化したという。新品のサージカルマスクは4%しか通過しないという同じ実験の値と比べると驚くほどの劣化であった。アルコール消毒は、アルコール分または水分が繊維が帯びた電気を失わせてしまうと考えられるので、N95マスクに対しては禁忌とすべきである。 上記発明者の蔡秉燚は2020年の米国で同じ問題に取り組んで試行錯誤の結果、7枚のN95マスクを入手して毎日交換して順繰りに再使用する方法なら、ウイルスは一週間以内に不活化しているので良いだろう、ということを見出した。
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