六壬の名を持つ占術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 07:20 UTC 版)
現在、中国圏や日本で実践されている六壬にも多くの種類がある。現代の日本で知られている占法は、陰陽道における伝承が一度途絶えてしまった関係で中国の書『大六壬探源』等がベースとなっていることが多い。 また同じく六壬の名を持つ「小六壬」という占術がある。小六壬では太陰太陽暦の日付と時刻から大安・留連・速喜・赤口・小吉・空亡の六曜を出してその時刻における吉凶を判断する。これら六曜は十二天将の一部を起源としているとされている。そこから六壬の名を冠するようになったらしいが、その変遷の詳細は不明である。また通常の六壬を小六壬と区別するために「大六壬」と呼ぶことがある。 またこれらとは別に六壬金口訣もしくは金口訣六壬と呼ばれる術があり、六壬天地盤を使用するところが大六壬と共通している。伝説では六壬金口訣の創始者は中国戦国時代の斉の軍師の孫臏である。孫臏は六壬神課を元に『六壬神課金口訣大全』を著したとされ、これが六壬金口訣の原典となっている。
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