公開天文台の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:36 UTC 版)
日本における最初の公共天文台は、1926年(大正15年)11月に創立された倉敷天文台で、当時としては日本国内最大級の口径32cm反射望遠鏡(ガルバー鏡)を設置していた。これは、山本一清京大教授の天文普及の理念の感化を受けた原澄治倉敷紡績専務が私財を投じた全国初の民間天文台だった。当時の天文台はすべて官立で一般の天文愛好家は利用できなかったので、天文学普及のため誰でも観望できるようにと無料公開された施設だった。1941年(昭和16年)以来、同天文台主事として本田実が活躍し、氏は新彗星12個、新星11個を発見した。
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