公害防止組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:38 UTC 版)
法律の定める公害防止組織は、基本的に「一定規模以上(ばい煙発生量が1時間当たり4万m3以上で、かつ排出水量が1日当たり平均1万m3以上)の特定工場」と「その他の特定工場」に分けられ、次の3つの職種で構成される。 公害防止統括者 工場の公害防止に関する業務を統括、管理する役割。工場長などの職責のある者が適任である。資格は必要ない。また、常時使用する従業員数が20人以下の特定工場では公害防止統括者は不要である。 公害防止主任管理者 公害防止統括者を補佐し、公害防止管理者を指揮する役割。部長又は課長の職責にある者が想定され、資格を必要とする。また、一定規模以上の特定工場に選任が義務付けられている。 公害防止管理者 公害発生施設又は公害防止施設での運転、維持、管理、燃料、原材料の検査等を行う役割。施設の直接の責任者の者が想定され、資格を必要とする。また、公害防止管理者は公害発生施設の区分ごとに選任しなければならない。
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