光学用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 06:58 UTC 版)
光学機器の製造、調整に使うためのもので、完全な平行光線、つまり、無限遠にある点光源が光源であるとみなせる光線群を作るものである。光学系を構成するレンズやミラーを正確に傾きなく組み付けたり、焦点の位置を調整するために使う。 焦点の調整とは、仕様通りの焦点距離となるように調整することであり、また、どのような対象物に対してもピントが合うように調整することともいえる。具体的には、一般的な望遠鏡やカメラのレンズでは、焦点距離は無限遠にピントを合わせた状態で表すし、かつ、無限遠から近距離までにピントが合う必要があるために、そのような調整が必要となる。充分な精度で調整されていない場合、ピントが合わない場合があるだけでなく、望遠鏡の接眼レンズを交換したり、カメラのレンズを交換することができなくなる。 従来のコリメーターは、平行光線を作る光学系と、対物側に置かれた光源に書かれたパターンを肉眼で確認して調整するものが一般的であったが、近年[いつ?]はレーザー光線を使ったものも広く使われている。
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