光学異性体と薬理作用の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:53 UTC 版)
「サリドマイド」の記事における「光学異性体と薬理作用の関係」の解説
市販のサリドマイドは等量のR体とS体が混ざったラセミ体として合成される。現在の技術ではR体とS体の光学分割による分離、および一方のみを選択的に合成する不斉合成も可能である。 1979年には、R体が催眠作用のみを持ち、S体が催奇性だけを現すという報告がなされたが、1994年の報告は、R体のみを投与しても比較的速やかに(半減期566分)動物体内でラセミ化すると報告している。
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