こうがくしき‐てぶれほせい〔クワウガクシキ‐〕【光学式手ぶれ補正】
光学式手ブレ補正
画素に余裕のある補正エリア付きのCCDから画像を切りだす電子式に対して、光学式は角速度センサーによって画像の状態を把握し、レンズ部分でブレをキャンセルするもの。プリズム方式と補正レンズ方式とがある。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
光学式手ぶれ補正
別名:光学式手振れ補正,光学式手ブレ補正,光学手ぶれ補正,オプティカルイメージスタビライゼーション
【英】Optical Image Stabilizer, OIS
光学式手ぶれ補正とは、カメラの手ぶれ補正を光学系において処理する方式のことである。
光学式手ぶれ補正では、振動センサーにより撮影時の振動を感知して、レンズの位置を補正したり撮像素子(イメージセンサー)の位置を調整したりすることにより、手ぶれの影響を抑えている。撮影した画像そのものに補正を加えるわけではないため、画像の質が劣化しないという利点がある。
光学式手ぶれ補正のうち、特にレンズ位置を補正する方式を「レンズシフト式」、撮像素子の位置を補正する方式を「センサーシフト式」と呼ぶ場合もある。
手ぶれ補正の手法としては、光学式手ぶれ補正の他に電子式手ぶれ補正(DIS)がある。電子式手ぶれ補正は複数の像をバッファメモリに読み込み、比較してずれを打ち消す方式である。
参照リンク
電子式手ブレ補正と光学式手ブレ補正の違い - (キヤノン)
光学式手ブレ補正と同じ種類の言葉
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