充填効率
サイクルごとに吸入する新気の量は、機関の出力性能を直接支配するが、吸込み能力を表示する効率として体積効率、充填効率の2つがある。充填効率は、異なった吸気の状態に対する吸込み能力を表す指標であり、エンジン出力はこれに比例する。大気の圧力をp、温度をtとしたとき、「(pt) のもとで実際に吸入した新気の質量」を「標準大気の状態で行程容積を占めるべき新気の質量」で割った値が充填効率である。標準大気は各国で各種工業規格ごとに決められており、その条件は必ずしも同一ではない。ちなみに日本工業規格(JIS)では、一般機械は760mmHg(1013.25hPa)、15℃、湿度0%、自動車用機関は760mmHg、20℃、湿度60%を標準大気としている。
参照 体積効率充填効率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 16:48 UTC 版)
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