側線器官(そくせんきかん、英: lateral-line organ) または 側線器(そくせんき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
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水生脊椎動物(無顎類、魚類、両生類の幼生、水生両生類)の体表にみられる特殊な機械受容器。側線管器と遊離側線器の2種類に分けられる。どちらも基本構造は同じである。感覚細胞とゼリー状のクプラに包まれた有毛細胞とからなる。(仲間、餌、敵などによって生じる)水流や水圧、低周波の音(350Hz以下)、温度変化を受容する。これらの外界の物理的刺激でクプラが曲がると、感覚毛のうちの運動毛を通じて感覚細胞が刺激を受け、興奮する。側線器に生じた刺激は体側では後側線神経(顔面神経に付随している)、頭部では前側線神経(迷走神経に付随している)を通じて延髄に達する。これは脊髄神経によるものではない。
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