俳諧における蒔絵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 15:56 UTC 版)
元禄元年(1688年)、松尾芭蕉の俳諧紀行記のひとつ更科紀行の本文と俳句に、蒔絵がみえる。 「いでや、月のあるじに酒ふるまはん」といへば、杯持ち出でたり。よの常に一めぐりも大きに見えて、ふつつかなる蒔絵をしたり。都の人は、かかるものは風情なしとて、手にも触れざりけるに、思ひもかけぬ興に入りて、碧碗玉巵の心地せらるも所がらなり。 あの中に蒔絵書きたし宿の月 - 松尾芭蕉
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