信達王子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/04 04:35 UTC 版)
「九十九王子 (泉南市)」の記事における「信達王子」の解説
厩戸王子近くの海営宮池から旧街道を約2km西南に進み、牧野を過ぎた辺りに跡地がある。東西2間半・南北2間半、広さ約6坪の跡地に地蔵石像、馬頭観音像等が祀られている。史料によって名称に混乱があり、信達王子だけでなく、信達一之瀬王子、一之瀬王子などの名称が知られている。 後鳥羽院参詣記は「信達一之瀬王子」、修明門院参詣記は「信達王子」としている。さらに文明6年(1474年)の『王子記』には信達王子と長岡王子の2社が併記され、享保15年(1730年)の「九十九王子記」に 信達王子、在牧野村。一瀬王子、在所信達庄市場村。長岡王子、在岡村北坂中。 — 「九十九王子記」(享保15年) との記述が見られる。『大阪府史跡名称天然記念物』は、「長岡王子」の呼称が、信達王子近辺の旧街道の坂道が長岡と呼ばれたことから生じた別称であるとしている。 明治初期まで小祠が祀られていたというが、1910年(明治43年)に信達神社(泉南市信達金熊寺)に合祀された。 所在地 泉南市信達牧野
※この「信達王子」の解説は、「九十九王子 (泉南市)」の解説の一部です。
「信達王子」を含む「九十九王子 (泉南市)」の記事については、「九十九王子 (泉南市)」の概要を参照ください。
- 信達王子のページへのリンク