信仰に関わるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 22:55 UTC 版)
サウジアラビア・マディーナにあるムハンマドの墓廟である預言者のモスクや、イラク・ナジャフにあるアリーの墓廟などが知られる。墓所とされる場所が複数ある場合は廟も複数存在し、アリーの墓廟と称するものはナジャフのほかにも、アフガニスタン・マザーリシャリーフなどにも存在している。 スーフィー達を祀る聖者廟も各地に存在する。スーフィズム(イスラーム神秘主義)では聖者崇拝が盛んで、墓廟への参詣によってさまざまな「ご利益」にあずかることを期待する信徒も多い。小規模な墓廟も多いが、世界遺産であるホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟やコンヤにあるジャラール・ウッディーン・ルーミーの廟といった大規模なものも存在する。 もっとも、イスラームでは偶像崇拝を否定しているため、聖者崇拝や墓廟の聖地視を信仰からの逸脱と見なす厳格な考えも存在しており、過去にはワッハーブ派の第一次サウード王国が各地の聖者廟を破壊するという出来事も起こっている。
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