価値のない場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 09:24 UTC 版)
囲碁の終局時に、どちらの陣地でもない領域のことをいう。終局前にここへ打ったとしても、1目の価値をも有していない点。 例えば下のような終局図があった場合、aの点が「ダメ」となる。終局の際、このダメを交互に埋めることとなる。かつて日本ルールでは、終局を確認した後に交互にダメを詰めてから整地していた。この作業を「駄目を押す」といい、とどめを刺す意味の駄目押しの語源となっている。 ダメヅメは記録に残されなかったが、近年、トラブルが多いためダメを詰めてから終局とし、その過程も棋譜に残すようルールが改正された。 また広い意味では、地になりそうにない実質のない着点を「ダメ」「ダメ場」と呼ぶことがある(「ダメをつながらされる」「白がダメ場を打っている間に~」などと用いる)。
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