伝記の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/05 06:34 UTC 版)
「ジャン=レオノール・グリマレ」の記事における「伝記の評価」の解説
…モリエールの伝記についていえば、率直に申して、とやかく騒ぎ立てるほどの本ではありません。あれはモリエールの生涯について、何一つ知らない男の書いたものです。彼は誰でも知っている事実さえ知らず、いかなる事についても間違いを犯しています… - ニコラ・ボアロー=デプレオー,友人Brossetteへ宛てて。 1706年3月12日付 …わが親愛なるバロンの証言は、若干の点についてたいへん好ましいものであろうが、しかし君は彼がどういう人間だかご存じだし、さらには彼の持っていた描写の才能が、しばしば彼の想像力を越えていったことをよく知っておられる。グリマレはあまりにもバロンの意見を欲しすぎ、彼自身の理性の意見を聞かなさすぎた。グリマレはバロンが語る間違ったこと、真実であってもどうでもいいようなことを何の区別もなしに書きつけてしまったため、前代未聞の、誤ってもいれば退屈でもある物語を一挙に作り上げてしまったのだ。… - ジャン=バティスト・ルソー,友人Brossetteへ宛てて。1731年
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