伝統的なパブの食事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 03:05 UTC 版)
イギリスのパブは、元々酒を飲む施設であり、食べ物の提供はあまり重視されていなかった。パブで食事を提供することがあっても、通常はプラウマンズ・ランチ (ploughman's lunch) のように、加熱調理を要しない簡単な食事というのが一般的であった。イングランド南西部、とりわけロンドンでは、近年に至るまで、夕方から閉店にかけての時間帯には、ザルガイ、ツブ貝、イガイ、その他の貝類を調理して売ることがよく行われていた。貝類の移動販売の屋台がパブの近くに店を出すこともよくあり、ロンドンのイースト・エンドでは、今もこうした光景が見られる。 「パブ・グラブ (Pub grub)」と称される「パブめし」には、イギリス特有の食事であるステーキ・アンド・エール・パイ(ミートパイの一種)、シェパーズパイ、フィッシュ・アンド・チップス、バンガーズ・アンド・マッシュ (bangers and mash)、サンデーロースト、プラウマンズ・ランチ、パスティなども含まれる。加えて、ハンバーガー、チップス(フライドポテト)、ラザニア、チリコンカーンが供されることもよくある。
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