伊勢貞経とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 伊勢貞経の意味・解説 

伊勢貞経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 12:57 UTC 版)

 
伊勢貞経
時代 室町時代中期
生誕 応永3年(1396年)前後
死没 不詳
別名 十郎(通称)、勢元(法名)
官位 従四位下、兵庫頭、伊勢守、侍従
幕府 室町幕府政所執事
主君 足利義教
氏族 伊勢氏
父母 父:伊勢貞行
兄弟 貞経貞国
貞知
テンプレートを表示

伊勢 貞経(いせ さだつね)は、室町時代の人物。

生涯

伊勢貞行の長男。父の死後、応永17年(1410年)から政所執事として将軍足利義教に仕えたが、義教の政策を批判して[1]永享3年(1431年)に失脚させられた。家督を弟の貞国[2]に譲った後に吉野を隠居領として与えられて[1]吉野氏を称したという[3]。一説によれば、執事代で伊勢氏の家宰でもある蜷川親吉が義教に告発したことで罪が明らかになったと伝えられているが、親吉自身も連座して弟とされる親当にその地位を奪われているため、真相は不明である[4]

真正極楽寺などで行われる十夜法要の発端とされる霊夢を見たのは弟の貞国とするのが通説だが、貞経とする説もある[5]

出典

  1. ^ a b 福持 2015, p. 52
  2. ^ 十夜会 | 浄土宗【公式WEBサイト】
  3. ^ 寛政譜 1923, p. 657
  4. ^ 設楽薫「応仁の乱勃発前後における蜷川親元の動向」『日本歴史』542号、1993年。 /所収:木下昌規 編『足利義政』戒光祥出版〈シリーズ・室町幕府の研究 第5巻〉、2024年5月、308頁。ISBN 978-4-86403-505-7 
  5. ^ 福持 2015, p. 53

参考資料

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  伊勢貞経のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伊勢貞経」の関連用語

伊勢貞経のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伊勢貞経のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伊勢貞経 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS