企画失敗によりブランド離脱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:54 UTC 版)
「前澤友作」の記事における「企画失敗によりブランド離脱」の解説
2017年に提供を開始した、着て写真を撮るだけで全身を採寸できるZOZOSUITは、オーダーメイド服を実現する画期的な新サービスとして話題となった。しかし送料負担のみで無料配布したため、開始10時間で23万件の注文が入るなど予想以上の反響があり、製造が遅れて入荷が半年待ちになるなど対応に追われた。また、計測精度の問題や、想定以上にフィットしない完成した服への指摘などがなされ、消費者に不信感を抱かせる結果となった。 2018年12月にサービスを開始した、有料会員に全アイテムを10%オフで購入できるサブスクリプション型サービスZOZOARIGATOでは、割引額で支援団体や購入したショップの応援をすることができた。しかし、出店ブランドにとっては、自社商品が常に値下げされる形になり、ブランド価値を大切にするアパレル業界の体質とは相容れず、退店や縮小を図るブランドが相次いだ。その結果、本サービスは開始からわずか半年ほどで終了することとなり、会社は初の減益へ転落する苦境に陥っていた。
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