仮屋川操車場・専用鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 08:19 UTC 版)
大牟田駅から1.5 kmほど北側の大牟田市下白川町に、仮屋川操車場と呼ばれる当駅構内扱いの施設があった。ここは旧・三池鉄道の旭町駅で、ここから南へ向かい三井化学大牟田工場に至る同社の専用鉄道が分岐していた。専用鉄道には、南延岡駅発送の液体塩素が専用タンクコンテナで、黒崎駅発送の濃硝酸が専用コンテナで到着していた。また、一時期海上コンテナの取扱いもあり、輸出コンテナが北九州貨物ターミナル駅を経由して北九州港から発送され、空コンテナが同港から到着していた。 これらを輸送する貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅経由で南延岡駅との間に1日1往復運行されていた。駅構内・操車場内の入換作業用のため、同駅にはHD300形ハイブリッド機関車が常駐していた。 三菱ケミカル福岡事業所が濃硝酸製造を中止したことにより、2020年5月7日の運行を以て専用鉄道の運行は終了。操車場の使用も終了した。
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