仕切り価格
「仕切り」または「仕切り売買」という言葉はもともと証券取引所用語で、証券業者が顧客の売買の注文に応じその相手方となって手数料込みの適当な価格で有価証券を売買することをいい、取次ぎ、または委託売買に対応する言葉である。 石油製品その他、一般の商品取引に際しても今日では広くこの言葉が用いられているが、この場合はメーカーから一次問屋へ、一次問屋から二次問屋へ、石油製品についていえば、元売りから一次特約店へ、一次特約店から二次特約店への「卸売価格」の意味に用いられる。その際、この卸売価格の決定場所、例えば特約店イン・タンク渡し、あるいは製油所出口パイプ渡しなどで決められる場合、その製品受渡し場所に応じて例えば特約店店頭仕切りとか特約店イン・タンク仕切りなどという表現が用いられる。一般に特約店を経由する小口扱い製品の場合に仕切り価格という言葉が使われるが、C 重油などの大口取引、特に直接ユーザー向けの販売価格は仕切り価格とはいわないで単に納入販売価格という言葉が使用されている。 |

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