人間の思惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 00:01 UTC 版)
株の相場や物価は、人間の思惑の対象であると言える。人間は自己に都合の良いように、これらの値をコントロールしたいと願うが、これらの値は、予想通りに動くこともあれば、意想外の変動を行うこともある。株の相場は生き物のように、変動の予測を立てることが困難である。 「うなぎのぼり」とは、動物のウナギが川を昇るということも大いに関係していることであるが、それよりも寧ろ、人間の思惑を越えて、人間の意志のコントロールを脱して、勝手に事態が急速に進行して行くという状況が、人間の手から脱したウナギの動きが素早く意想外であるという事態に類比しているのだと言える。 つまり、物価などが「うなぎのぼりに上昇する」というのは、ウナギが川を上るように、物価が「昇る」のではなく、人間の手から脱するウナギのように、人間の思惑を越えて、勝手に事態が生き物のごとく進行し、先行きがよく分からない、という比喩なのだと言える。物価や株の相場は、まさに、どうなるのか掴み所のないものである。
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