享保一分判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/08 03:49 UTC 版)
享保一分判(きょうほういちぶばん)は享保小判と同品位、1/4の量目でもってつくられた長方形短冊形の一分判であり、表面は上部に扇枠の桐紋、中央に横書きで「分一」、下部に桐紋が配置され、裏面は「光次(花押)」の極印が打たれている。慶長一分判と同様、年代印は打たれていない。また裏面右上に「佐」文字の極印が打たれた佐渡金座鋳造の享保佐渡一分判(きょうほうさどいちぶばん)が存在し、佐字一分判(さじいちぶばん)とも呼ばれる。 「光次」の「光」の末画と「次」の第四画が離れ、「離光次」であることから正徳一分判と区別されることは小判と同様である。表面の「一」の文字の末尾が短く枠を突き抜けていないことが特徴である。
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