交響曲第66番 (ハイドン)とは? わかりやすく解説

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交響曲第66番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 06:58 UTC 版)

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交響曲第66番 変ロ長調 Hob. I:66 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲

概要

作曲年代は明らかでないが、本作、第67番第68番の3曲は、1779年の秋にヨハン・ユリウス・フンメル(有名な作曲家のヨハン・ネポムク・フンメルとは無関係)によって、第3楽章を除いた形[1]で「作品15」として出版されており[2]、それ以前の作品である。ケルンのヨーゼフ・ハイドン研究所(Joseph Haydn-Institut)が編纂する「ヨーゼフ・ハイドン全集」(JHW=Joseph Haydn Werke)では、1775年から1776年頃の作品とされる[3]

編成

オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、弦五部

曲の構成

全4楽章、演奏時間は約20分。

  • 第2楽章 アダージョ
    ヘ長調、4分の3拍子、ソナタ形式。
    弱音器をつけたヴァイオリンによる静かな音楽で、提示部の終わりあたりで第1ヴァイオリンによるG線の開放弦ピッツィカートが1音だけ現れる。展開部の後半は突然 の全奏になる。
  • 第3楽章 メヌエット - トリオ
    変ロ長調、4分の3拍子。
    付点つき音符によるはずんだ音楽と、落ち着いたトリオが対照的である。

脚注

  1. ^ 第3楽章を含んだ完全版は1783年に出版されている。
  2. ^ 音楽之友社のミニスコアのランドンによる序文
  3. ^ 大宮(1981) 表p.6

参考文献

  • 大宮真琴『新版 ハイドン』音楽之友社〈大作曲家 人と作品〉、1981年。ISBN 4276220025
  • 『ハイドン 交響曲集VII(66-73番) OGT 1595』音楽之友社、1982年。(ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1967年のもの)

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