交流のあった歌人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 04:51 UTC 版)
和泉式部には、若い頃から歌人達との交流が見られる。例えば大江嘉言である。嘉言の歌集である『嘉言集』の中に、「花心静かならず(嘉言集・一一四)」、「春の小松、緑をます(嘉言集・一一五)」という題を持つ歌があるが、『正集』にも「春の時静かならず、雨の中に松緑をます(正集・四五〇)」のように、同題と思しき詠歌が見える。これらがいつの時点の詠歌なのか、同席していたのかいないのかは明らかではないが、嘉言と和泉式部との交流を想定するには十分である。 また、嘉言や和泉式部の歌と同題と思しき和歌は、嘉言と交流のあった源兼澄の『兼澄集』にも見られ、3人が同時に同題を詠みあうこともあったと考えられる。 他にも、藤原長能や源道済との交流も『長能集』や『道済集』、『正集』に見られる。
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