二重間接技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 15:37 UTC 版)
二重間接技法は、完成時の姿を制作途中に確認しながら作業を進めたいときによく用いられる。テッセラはメディウム(粘着性の紙か粘着質のプラスチックなど)の上に表面を表にして貼られ、このため設置時の見え方を確認できる。モザイクが完成すれば、同じメディウムをその上からかぶせる。モザイクは表裏反転され、最初の下敷きにしたメディウムははがされて、あとは間接技法と同じように現地に設置される。 間接技法と二重間接技法は、両方とも部分ごとに作ることができ、非常に巨大な壁画などを現地以外の比較的小さなスタジオで制作でき、さらに細かく分けた部分を現地に運ぶ際に巨大なトラックは必要としない利点がある。
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