二正面作戦を避けるためにとられる方策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 00:54 UTC 版)
「二正面作戦」の記事における「二正面作戦を避けるためにとられる方策」の解説
実際問題として、ある国家が複数の国家と対立していることは多いのだが、二正面作戦を避けるためにたとえば次のような方策がとられる。 ある敵国Aと戦う予定の場合、二正面作戦に陥らないように先手をうって、別の敵国Bとは外交的手法を使い、たとえばあらかじめ和平条約を交わしておく。そしてしばしばとられる(姑息な)方法は、まず敵国Aを破って支配しておいて、戦後しばらく期間をおいて、その間に自軍のダメージを回復したり、失われた兵士を補充しておいて、十分に兵力が回復したころに、(「和平条約」がある、などと油断している敵国Bの裏をかいて)おもむろに敵国Bに対して戦争をしかける、という方策である。つまり同時に二つの敵国と戦うと二正面作戦に陥ってしまうので、外交的手法を駆使して時期をずらして、「一対一」の戦争を2回、別々に行うという方法である。
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