事件後の処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 15:11 UTC 版)
陸軍の統制派は二・二六事件の蹶起がもたらした状況を最大限に利用した。政治の面では、岡田内閣の後継内閣の組閣過程に干渉し、軍部独裁政治を実現しようとした。そして、陸軍内部では二・二六事件後の粛軍人事として皇道派を排除し、陸軍内部の主導権も固めた。青年将校たちは統制派と対立していたが、青年将校たちが起こした2.26事件は、皮肉にも統制派を利する結末となった。そしてこれが、日本の軍部ファッショ化の本格的なスタートでもあった。
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