九七式一号/三号艦上攻撃機(B5N1~2)
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中島飛行機で開発された一号(B5N1、後に九七式艦上攻撃機一一型と改称)は、同時期に開発中であった十試艦上偵察機(後の九七式艦上偵察機)に採用していた可変ピッチプロペラや蝶型ファウラーフラップ、密閉式風防などを採用している。ただし、ファウラーフラップは機構が複雑なため、量産型機では単純なスロッテッドフラップを採用した。一号の完成は昭和11年12月31日、翌12年1月8日(1937年)には初飛行に成功している。この一号の発動機を「光」三型から「栄」一一型に変更したものを九七式三号艦上攻撃機(B5N2、後に九七式艦上攻撃機一二型と改称)として採用し、以後生産の中心は三号に移る。一号・三号合わせて1,250機ほどが、中島飛行機の小泉工場(機体)で生産された。また、特殊な派生型として、一一型を練習機に改造した九七式練習用攻撃機一一型(B5N1-K)が存在する。
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