主な前兆現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:02 UTC 版)
土石流川の中でゴロゴロという音(石がぶつかり合う音)がしたり、火花が見えたりする。 山全体が唸っているような音(山鳴り)がしたり、地震のように震えたりする。異常なにおい(腐った土のにおい)がする。 川の水が濁り、水と一緒に倒れた木(生の木)が流れてくる。 雨は降り続いているのに、川の水が減る。 地すべり崖や斜面から水が噴き出す。湧き水が増える。 風もないのに山の木がザワザワする。木が裂ける音や木の根が切れる音がする。地鳴りや山鳴りがする。 沢や池、井戸の水が濁ったり、急に増えたり減ったりする。 地面にひび割れや段差、陥没ができる。 斜面崩壊(崖崩れ)崖から新しく水が湧き出る。また、湧き水が濁ったり、量が増えたり、急に止まったりする。 崖にひび割れができる。あるいは、崖が膨らむ。 崖の上の木が揺れたり傾いたりする。地鳴りがする。 崖から小石がパラパラと落ちてくる。※崖崩れは、前兆もなくいきなり起こることもある。 なお、これらの前兆現象は、発生の前に必ず現れるわけではない。また、周囲が暗く寝ている人が多い夜間や、雨が激しい時間帯などは、前兆現象があっても発見するのが難しい。少しでもおかしいと感じたら対処することや、早めの避難をすることが、土砂災害の回避に有効である
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