丸薬「象洞」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 03:03 UTC 版)
当時、神社の絵馬に象が霊獣として描かれて奉納されることがあり、象を実見すると疾病が平癒するとも信じられていた。また、麻疹(はしか)や疱瘡(天然痘)には白牛の糞が効くともいわれていた。源助は川崎平右衛門とともに、白牛の糞に効能があるのであれば、霊獣である象の糞はいっそう効能を有するであろうと、象の糞を丸めただけのものに「象洞」という名をつけて丸薬として売り出した。この薬は飛ぶように売れ、1年後には駿府、京都、大坂にも「象洞」の店ができたほどであったという。
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