中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合
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中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合(ちゅうぜつきんしほうに はんたいし ピルかいきんを ようきゅうする じょせいかいほう れんごう)とは、1970年代前半に活動した日本のウーマンリブ団体である。中ピ連(ちゅうピれん)の略称で知られた[1]。代表は元薬事評論家の榎美沙子。新左翼のものを模した、♀印のついたピンク色のヘルメットと過激な活動内容でマスメディアを賑わせたが、だんだんと活動が下火になって解散となった[2]。
注釈
- ^ 現在の母体保護法に当たる。
出典
- ^ 中ピ連とは - コトバンク(2021年8月8日閲覧)
- ^ a b c d e 溝口明代、佐伯洋子、三木草子編 『資料日本ウーマン・リブ史II』松香堂書店、1992年、244頁。
- ^ 玉置・村上の支持団体である宗教法人 生長の家が妊娠中絶に反対している。
- ^ 井上輝子、長尾洋子、船橋邦子「ウーマンリブの思想と運動--関連資料の基礎的研究」『東西南北 : 和光大学総合文化研究所年報』2006:134-158、p. 143。
- ^ a b 溝口明代、佐伯洋子、三木草子編 『資料日本ウーマン・リブ史II』松香堂書店、1992年、246頁。
- ^ 首藤久美子「優生保護法改悪阻止運動と「中ピ連」」、女たちの現在を問う会編『全共闘からリブへ』(インパクト出版会、1997)、pp. 261 - 269、p. 266。
- ^ a b 森岡正博 『生命学に何ができるのかー脳死・フェミニズム・優生思想』勁草書房、2002年、162-164頁。
- ^ 井上輝子 (1981). 女性学とその周辺. 勁草書房. p. 212
- ^ 秋山洋子「榎美沙子と中ピ連」、天野正子他編『新編日本のフェミニズム1ーリブとフェミニズム』(岩波書店、2009)、pp. 113 - 127、pp. 124 - 125。
- ^ 井上輝子 『日本のフェミニズム:150年の人と思想』有斐閣、2021年、255頁。
- ^ 立岩真也 『私的所有論』(第2版)生活書院、2014年、635-636頁。
- 1 中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合とは
- 2 中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合の概要
- 3 脚注
- 中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合のページへのリンク