中村拓 (医学者)とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

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中村拓 (医学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/15 16:47 UTC 版)

中村拓（なかむらひろし、1891年（明治24年）3月25日- 1974年（昭和49年）2月7日^[1]）は、日本の医学者、生化学者、古地図学者。本業である生化学者としての業績のほか、古地図研究でも多くの業績を残している。

脚注

注釈

^ 1947年にイマゴ・ムンディ賞を受賞した際、敗戦直後の混乱期だったため、賞金小切手が、誤って、たまたま名前の読みが同じ「なかむら・ひろし」だった東京大学理学部講師の中村浩に送付された。中村浩は1年間探し回って中村拓の勤務先をつきとめ、1949年6月に小切手を手渡した。そのため、同姓異人の学者美談として、東京日日新聞に取り上げられた(東京日日新聞、昭和24年7月2日（土）夕刊3面、「貰って吃驚、イマゴ・ムンジ賞、同姓異人の学者美談」、1949年)^[8]。

出典

^ 『著作権台帳』
^ ^a ^b “Gabriel Bertrand (1867-1962)”. Institut Pasteur. 2017年2月11日閲覧。
^ Hirosi Nakamura (1924). Recherches sur le besoin de fer de l'organisme animal et sur le problème de la carence alimentaire (Sciences thesis). Université de Paris. Faculté des sciences. Organisme de soutenance.
^ 中村拓『鉄饑餓の眞意義に就て (仏文)』東京帝国大学、1925年。 NAID 500000055160。
^ 植民地朝鮮における医学教育史の基礎的研究― 京城帝国大学医化学教室の実態と特質許智香、立命館大学人文科学研究所紀要 133 133-174, 2022-12
^ 中村拓『鎖国前の南蛮人作日本地図』東京大学、1961年。 NAID 500000320533。
^ ^a ^b ^c Imago Mundi 1975.
^ 中村士「馬骨の生涯――医学者中村拓小伝（三）」『郷土やながわ』第19号、梁川町郷土史研究会、47頁、2017年3月15日。
^ “横浜文化賞過去の受賞者一覧”. 横浜市文化観光局. 2019年3月11日閲覧。
^ “9574 Taku (1988 XB5)”. NASA Jet Propulsion Laboratory. 2017年2月11日閲覧。
^ “中村拓文庫ホームページ”. 明治大学図書館. 2017年2月11日閲覧。
^ 『郷土やながわ』（福島県伊達市梁川町郷土史研究会）、第17巻（2012年）, 1-12、第18巻（2014年）, 1-16、第19巻（2017年）, 42-58。
^ “Bibliography on metals in foods and biological materials”, Analyst 65: 603-604, (1940), doi:10.1039/AN9406500603
^ Forrest H. Nielsen (1984), “Nickel”, in Earl Frieden, Biochemistry of the Essential Ultratrace Elements, Plenum Publishing Corporation
^ 泉孝英編、『日本近現代医学人名事典』、447頁、医学書院、2012年、ISBN 978-4-260-00589-0
^ 硲伊之助、『ゴッホの手紙（下）』、あとがき 285頁、291頁、1970年、岩波文庫
^ 和田博文監修、石黒敬七著、石黒敬章ほか（編）、『ライブラリー・日本人のフランス体験』、第1巻、第2巻、パリの日本語新聞 ―― 『巴里週報 I、II』復刻、柏書房、2009年
^ 山田新一、『素顔の佐伯祐三』、第二次滞仏時代の章、中央公論美術出版、1980年。
^ 朝日晃、『そして佐伯祐三のパリ』、106-114頁、212-213頁、221-225頁、大日本絵画、2001年