中村仲蔵とは? わかりやすく解説

なかむら‐なかぞう〔‐なかザウ〕【中村仲蔵】

読み方:なかむらなかぞう

[1736〜1790]歌舞伎俳優初世屋号、栄屋。江戸の人。俳名、秀忠臣蔵五段目定九郎はじめとして実悪(じつあく)の演技長じすぐれた型を残した舞踊志賀山流中興の祖

中村仲蔵の画像

中村仲蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/04 02:45 UTC 版)

中村 仲蔵(なかむら なかぞう)は、歌舞伎役者の名跡、または講談落語の演目。名跡は東西に分かれる。

江戸

  • 初代 中村仲蔵
    • 舞踊家の志賀山お俊の養子、1736年 - 1790年、二代目中村勝十郎門弟。六代目中山小十郎を襲名した時に八代目志賀山万作も名乗る。
    • 中村市十郎 → 中村中蔵 → 初代中村仲蔵 → 六代目中山小十郎 → 初代中村仲蔵
  • 中村仲蔵(代数なし)
    • 1768年 - 1798年、四代目芳澤あやめの子で初代中村仲蔵の養子。後に九代目志賀山万作を名乗る。俳名、秀鶴。
    • 芳澤鶴松 → 二代目芳澤吉十郎 → 中村万作 → 中村仲蔵 → 中村万作 → 七代目中山小十郎 → 九代目志賀山万作
  • 二代目 中村仲蔵
    • 1759年 - 1796年、三代目大谷広次の門下。俳名、十洲。屋号、政津屋。
    • 大谷永助 → 二代目大谷春次 → 三代目大谷鬼次 → 二代目中村仲蔵
  • 三代目 中村仲蔵
    • 1809年 - 1886年、振付け師の三代目志賀山せいの子、五代目中村傳九郎の門弟。俳名、雀枝、秀雀、舞鶴、秀鶴。屋号は成雀屋、舞鶴屋
    • 初代中村鶴蔵 → 三代目中村仲蔵 → 十四代目中村勘三郎
  • 四代目 中村仲蔵
    • 1855年 - 1916年、十三代目中村勘三郎の門弟、後に三代目中村仲蔵の門弟。俳名、秀鶴。屋号、舞鶴屋。
    • 中村銀之助 → 十二代目中村勘五郎 → 四代目中村仲蔵
  • 五代目 中村仲蔵

大坂

  • 初代 中村仲蔵
    • ?? - 1810年、中村岩蔵門弟。俗に「白万」。屋号、姫路屋。
    • 佐野川萬吉 → 中村仲蔵
  • 二代目 中村仲蔵
    • 生没年不詳、「白万 仲蔵」の子。屋号、姫路屋、井筒屋。
    • 素朝 → 中村柳蔵 → 二代目中村仲蔵
  • 三代目 中村仲蔵
    • 生没年不詳、二代目大坂系の養子。屋号、姫路屋。
    • 亀吉 → 尾上徳二郎 → 三代目中村仲蔵
  • 四代目 中村仲蔵
    • 1817年 - 1881年、三代目中村歌七の養子。俳名、慶雀、飛鶴。屋号、松鶴屋。
    • 初代阪東壽三郎 → 二代目中村仲助 → 四代目中村仲蔵 → 中村七賀助 → 四代目中村嘉七

関連項目


中村仲蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:50 UTC 版)

忠臣蔵」の記事における「中村仲蔵」の解説

『中村仲蔵』は落語講談の共通演目初代中村仲蔵人気歌舞伎役者であったが、ある時座元揉め、それが原因主要な役は仲蔵回ってなくなり『仮名手本忠臣蔵』五段目端役斧定九郎」が割り当てられる。 しかし仲蔵浪人ものの斧定九郎演じるため、本物浪人観察して写実的な演出定九郎演じる。 これが大評判となってそれ以降斧定九郎人気役どころになり、仲蔵人気役者として名を残した

※この「中村仲蔵」の解説は、「忠臣蔵」の解説の一部です。
「中村仲蔵」を含む「忠臣蔵」の記事については、「忠臣蔵」の概要を参照ください。

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