実悪

デジタル大辞泉

じつ‐あく【実悪】

読み方：じつあく

歌舞伎の役柄の一。謀反人・大盗賊など、終始一貫して悪に徹する敵役(かたきやく)。「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の仁木弾正(にっきだんじょう)など。立敵(たてがたき)。

隠語大辞典

実悪

読み方：じつあく

1. 敵役の一種。悪中の最悪なるものにて凄味十分なるをいふ、劇場語。
2. 敵役（かたきやく）で『千代萩』の仁木（につき）、『皿屋敷』の鉄山（てつさん）、『安達』の貞任（さだたう）等すべて謀叛の主人公に扮すること。〔歌舞伎〕
3. 謀叛人等の役柄。
4. 〔演〕敵役で謀叛の主人公に扮する役。

分類 東京、歌舞伎、演劇

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。