中央政府としての正当性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/01 14:16 UTC 版)
「金門馬祖大陳専用紙幣」の記事における「中央政府としての正当性」の解説
中華民国では中央銀行に貨幣の発行権が付与されているが、実際には中央銀行の委託を受けた台湾銀行が、台湾省の銀行として新台幣を発行していた。中華民国政府が中国全土を代表するという建前から、台湾省の地域通貨が他省(金門・馬祖は福建省、大陳は浙江省)で流通するのを避け、あくまで別のものが流通することが望ましいとされた。とはいえ小島のために全く異なる紙幣を発行することは現実的でないことから、台湾銀行発行の紙幣を金門・馬祖・大陳地区に流通させ、流通地域をあえて当該地区のみに限定することで「省」の概念を残した。
※この「中央政府としての正当性」の解説は、「金門馬祖大陳専用紙幣」の解説の一部です。
「中央政府としての正当性」を含む「金門馬祖大陳専用紙幣」の記事については、「金門馬祖大陳専用紙幣」の概要を参照ください。
- 中央政府としての正当性のページへのリンク