下条の国の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 05:04 UTC 版)
「一清&千沙姫シリーズ」の記事における「下条の国の人々」の解説
下条 浩美(しもじょう ひろよし) 浩親の弟で、安住に人質に出されていた。そこで知り合った千沙とは幼馴染であり、彼女のことが大好きである。千沙の前では好人物に振る舞っていたが、底意地の悪いところもあり、人質の自分を顧みずに加賀に戦を仕掛けた兄の家臣たちを粛清している。また一清の身柄を確保して加賀を奪おうとするなど、頭の回転も速い。しかし、二度目の登場となった「言いそびれた言葉」では著しく子供っぽくなっており、周囲(読者を含めた)からも子供扱いされていた。峯月の前に出ると、蛇に睨まれた蛙のようになる。 最初は千沙のために加賀と同盟したのだが、途中からは自分の意思で動くようになり、またかえこともいい関係になっていった。 お香(おこう) 浩美の母で、先代の下条国主の妾だった。現在は僧籍にある。浩美のためならば悪名を背負うことも辞さないが、決して親バカではなく、子供っぽさを見せる彼を諭すことも多かった。実は海賊の頭領の娘で、現在でも海の衆の間に隠然たる勢力を誇っており、安住でさえも敵対することを恐れていた。 下条 浩親(しもじょう ひろちか) 「お伽話を語ろう」で加賀に戦を仕掛けた隣国の国主。一清の軍勢を挟撃しようとしたが失敗、千沙を人質に取って戦おうとしたが、最期は一清に切られた。 飯盛 貞靖(いいもり さだやす) 浩親の家臣。一清を挟撃する別動隊の対象。名前だけの登場で、生死も不明。
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