上院合同決議案第35号(1963年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:46 UTC 版)
「アメリカ合衆国憲法修正第25条」の記事における「上院合同決議案第35号(1963年)」の解説
上院合同決議案第35号はニューヨーク州選出の上院議員ケネス・キーティングによって提案され、アメリカ弁護士協会の推薦を受けた。テネシー州選出の上院議員エステス・キーフォーヴァー(司法委員会の憲法修正小委員会委員長)は、能力障害の問題について以前からの提唱者であり、1963年8月10日に心臓麻痺のために死ぬまでその先鋒を務めていた。 修正案は次のようなものだった。 大統領がその職から排除された場合、あるいは死亡または辞任の場合、その職は副大統領に委譲される。大統領がその権限と義務を遂行できない場合、その権限と義務は、無能状態が排除されるまで副大統領に委譲される。議会は法律よって大統領と副大統領双方について、排除、死亡、辞任あるいは職務遂行不能の場合を規定し、誰が大統領になるかを宣言し、あるいは職務遂行不能の場合は誰が大統領代行になるかを宣言し、その者は宣言に従って大統領になる、あるいは大統領が選ばれるまで、あるいは職務遂行不能の場合は、職務遂行不能が早期に除去されるまで代行を務める。職務遂行不能の始まりと終わりは議会が法律で定める方法によって決定される。
※この「上院合同決議案第35号(1963年)」の解説は、「アメリカ合衆国憲法修正第25条」の解説の一部です。
「上院合同決議案第35号(1963年)」を含む「アメリカ合衆国憲法修正第25条」の記事については、「アメリカ合衆国憲法修正第25条」の概要を参照ください。
- 上院合同決議案第35号のページへのリンク